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ダッフルについて本気出して考えてみよう

ごまかしだらけのダッフル

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ごまかしだらけのダッフル

ダッフル ひとみ・すこやか


 

気象系BLストーリーです

閲覧ご注意ください

こちらN総受・本日はON(大宮)

 

 

再開します(*'▽')

これからよっぽどのことがない限り?中断しません(*´ω`*)

アイテムのコタツ、想像するだけで暑いです、すいません・・・

よろしければ最終回まで、お楽しみください

 

 

青春ブギ☆目次ページを別に作りました!

登場人物紹介と、いままでリリースしたお話すべてに飛べます。

それもこれも休み休み書くあるひのせいなので、必要な方だけご利用ください(*´ω`*)

 

 

 

 

青春ブギ☆ 目次はこちら → 

 

 

前回21、前々回20、のお話はアメンバーさん限定です18禁

初めましてのかたでアメ限を読みたいと思ってくださるかたは、 をお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side O

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上り詰めたカズは、くたっと俺の肩に凭れて小さく小さく息を吐く。

 

 

「・・・は、っ・・・・は・・、ぁ・・・・・」

 

「フフ、初めてってこんなもんだったかな・・・」

 

 

目線をやれば、カズのふっくらとした頬が桃色に染まっている。

暮れかけた部屋の中で、今日最後にキレイ・・・思ったのはきっとこの色だ。

白いキャンバスに一番優しく可愛い色を、と言われればカズのこの頬の色を迷わず選ぶだろう。

透き通ったカズの肌はそれくらい柔らかくキレイに色付いていて・・・

同じ色をした耳のふちにキスを送る。

 

 

「・・・んっ、や」

 

 

敏感。

 

 

こんな甘く可愛く耐える声を聴かされると、もう少し苛めたくなる。

そんな俺の気持ちを読み取ったのか、桃色の耳を隠すようにカズは肩の上でそっぽを向いた。

俺は震えるカズの切先から手を離し、ほんの少し飛び散った雫を指先で拭う。

微かな 吐 精 の痕はホントに初めてのソレで・・・・

なのに、肩で大きく何度も息をするカズは全力疾走したように脱力している。

 

 

「・・でた・・・?僕の・・」

 

「あぁ」

 

「どうしよ・・・汚しちゃった」

 

「初めてにしちゃ、上出来」

 

 

俺はカズを片手で抱きしめたままゴロリと寝転ぶと、手に届くギリギリのところにあるティッシュの箱を引き寄せる。

一枚引き抜き指先の雫を拭こうとすれば、カズが突然腕をつかんだ。

 

 

「・・・あ、見てもいいですか」

 

「え?・・あ、うん」

 

 

見たい、なんて。

ちょっとびっくり・・・、でもカズらしい。なんでも勉強なんです!っていつも言うからさ。

まじまじと自分の白濁がついた俺の指を、眉をしかめながら涙目で見るから俺の方が照れてしまう。

頬を染めてまだ整わない息を吐きながら、カズはごくっと唾を飲み込んだ。

 

 

「これ・・、出たんですよね」

 

「・・・まあ、そうだ」

 

「でた・・・・・、よかったぁ、僕、・・・・やっと」

 

「うん」

 

 

カズは俺の指を見つめてニコッと笑った。

本当に安心しきった顔でふにゃっと顔をほころばせるから、桃色の頬にまた色が増してつやりと輝く。

 

 

「・・・ちょっと、気持ちよかった、気がする・・・」

 

「そうか、」

 

「も、ごめ、んなさい、ちょっと・・・はぁ、疲れちゃいました・・・」

 

 

大きなため息を吐き切った瞬間。

 

 

「・・・で、た」

 

 

カズはコテリ・・・と俺の胸に頬を寄せ

そのまま、睫毛をそっと伏せた。

 

 

 

 

 

 

 

+++++++++

 

 

 

 

 

 

今日二度目の寝落ち。

 

 

 

目を閉じて仔猫のように眠るカズの頭をゆっくりと撫で、俺は天井の木目をぼんやりと見ていた。

ぴたりと合わされた胸を互いの呼吸がゆるく押し合うのを、ただ感じて・・・・。

 

緊張してたんだろう。

チョコの箱の中のカードに、「僕を食べて」なんて書いてるくらいだから。

 

 

カードを読んでいる間、真っ赤になって俯いていたカズを思い出せば可笑しくて。

ずっとずっと心臓が、それこそ俺の何倍もの速さで鼓動していたに違いない。

 

 

「・・・、なんかな」

 

 

俺は意味なく呟き、片手で自分のモノをいつもの定位置へ収め直す。

2割ほど落ち着いたので、かろうじて触ることができた。

 

はぁ・・・、俺だって・・・やばかった。

 

膝立ちのカズの胸に唇を寄せる自分の姿が頭に浮かんで軽く首を振る。

抱き寄せた腰の華奢なこと、滑らせた手のひらから伝わる肌の柔らかいこと、その熱さ、汗、何よりこの・・・

 

寝顔を伺って、

軽く開かれたカズの唇に視線を落とす。

 

ここから出てくる声の甘さは半端なかった・・・

 

 

 

 

 

 

― やあっ・・・大野さんっ、だめ、だめぇ・・・

 

 

「・・・参ったな」

 

 

今日は家に誰も居なかったからもちろん、それを承知で及んだ行為だけど、

そうそうこの部屋で挑めるものでもなさそうだ、カズの声は通り過ぎる・・・気を付けないと。

 

知ってしまった「こういう時のカズ」・・・

 

新鮮でエロくって・・・、手に残る感触を思い出しただけで耳が熱い。

今夜なんてきっと寝る前、思い出しちまうんだろうなぁ・・・

で、ヌくだろ?絶対に。

 

 

「・・・たぶんね」

 

 

手を伸ばして、コタツの上にころがってるスキンの箱を手に取る。

初めて見たって言ってたな、カズ・・。

 

 

「お前の出番、・・まだまだ先だぞ?いいか?」

 

 

ピン、と指ではじき天板の上を滑らせる。

つつーっと滑った5個入りのスキンの箱は、すいませんでした、とでもいうようにコタツの向こう側へ消えた。

 

 

 

 

「智?帰ってる?」

 

「・・・?!」

 

 

突然ドアがノックされ、抑揚のない姉貴の声がして俺は飛び起きる。

その拍子に胸の上のカズが、ゴロンと枕へ転がった。

 

一枚隔てたドアに、カギはむろんない。

 

 

無視だ。

無視、無視・・・。

 

 

俺は気配を消して様子を伺い、姉貴が立ち去るように念じる。

姉貴は淡泊でしごく冷静な人種だから、弟を驚かせるとかそういう類のことは絶対にしない。

ノックをせずにドアを開けたり、居ない時に部屋に立ち入ったりしないかわりに、一度もおごってくれたこともないし、目の前で俺が窮地に立っていても素通りする。

つまりは俺を困らせもしないが、喜ばせもしない変わったひとだ。

 

そうとはわかっていても、このドカ雪のように予想だに出来ないことも年に一度は起こる。

いつもは回らないドアノブが、今日は回るかもしれない・・・

男同士とはいえさすがに裸でコタツに入ってる理由をうまく思いつかないので、出来れば去ってほしい。

 

 

 

開けるなよ・・・マジでっ・・・

 

 

 

俺は胸から転がり落ちたカズが身じろぎして目を開けたのを見て、

その頭を強引にコタツの中へと突っ込んだ。

 

 

「んふっ・・・」

 

「わりぃ、ちょっと入ってて。声出すなよ」

 

 

布団を捲ってまだ寝惚けているカズにコソコソっと耳打ちすれば、こちらは素直にこくっと頷いた。

 

 

「智、お母さんから何か連絡あった?私、今日に限って家にケータイ置いてっちゃってさ」

 

 

無視を決めこむことの出来ない案件になり、俺はコタツの中のカズの丸みを確認してから、

あくまでも寝起きのような声で応える。

 

 

「・・・、ん、なんか電車、止まってんだって」

 

「やっぱり、で、迎えにいったほうがいい?」

 

「俺には晩飯まで済ませとけって」

 

「そう・・、じゃあ一回電話してみる。あたし夕飯作るけど、あんたどうする?」

 

 

飯・・・。

 

今日の雪では翔ちゃんをはじめ櫻井家は出かけたカズを心配しているだろう。

飯の時間までにはカズを送ろうと決めていたし、さっき目に入った雪は小ぶりだったからそろそろだな。

送った帰りにコンビニで何か買お・・。

 

いらない、と言おうとした俺の身体に突然、さわさわっとカズの手の感触が這う。

それも 股 間に。

 

ちょ、触んな・・・!カズ!

 

慌てて腰を引いてやり過ごそうとしたら、股 間がふかっと温かいもので包まれた。

姉貴の声で完全に潮の引いていた俺は予期せぬ感触に慌てる。

 

 

「・・・っ、こらっ」

 

 

布団を捲り、カズを探せば赤外線に照らされたカズのシルエットが器用に逃げた。

小さなコタツの中でうまく隠れたカズに向かってやみくもに手を伸ばして蹴散らしながら、俺は扉の向こうの姉貴に夕飯の断わりを入れる。

 

 

「俺、いらんっ」

 

「あ、そう、わかった」

 

 

長い廊下の途中にある姉貴の部屋のドアが、聴きなれた速さで閉まるのを待つ間にカズはまた戻ったのか、

今度こそ確実に股 間をまさぐってきた。

閉まれ、閉まれ、はーやーくー・・・っ!

 

 

―キィ、・・パタン

 

 

「・・・・-----っ!カズッ・・・やめっ・・」

 

 

小声のフルボリュームでカズの名前を呼べば、ポスン!と顔を出し、得意そうに瞳を輝かせたカズが蜜柑を片手に這い出てくる。その身体の脇に手を入れコタツから引きずり出し俺も半身を起こした。

 

 

 

「お前っ・・・、こらっ」

 

 

叱った俺に向かって、カズはぷくっと頬を膨らました。

手の中の蜜柑をおもむろに俺の額にぎゅうっと押し当てて、小さく睨んでくる。

な、なにが不満だ・・?

 

 

「・・・気持ちよくない?」

 

「いや、そういうんじゃなくて」

 

「僕と一緒で、きつそうに見えたんだもん」

 

「・・・もう、反応してねえから、・・・勃ってないし」

 

 

さすがに家族の声が聴こえたら・・・フツー萎えるわな。

カズは目をぱちくりして俺の 股 間を見つめた。

カズの視線にイチモツを縁どられる羞恥・・・

 

 

「・・でも、やっぱり大野さん、・・おっきいですよ?」

 

 

やめろぉ・・、

これが俺の休憩サイズだ、そんなセリフで煽るなっ

 

 

「お前な、それ殺し文句だから、そういうのは、アレだ、その、やってるときに」

 

「やってるとき?」

 

「・・いや、いい」

 

 

溜息をついた俺に、粒だった白い前歯を無邪気に見せながら、カズはニコリと笑った。

 

 

 

 

 

 

+++++++++++++

 

 

 

 

「早く着ろ」

 

「はぁい」

 

 

もたもたと服を着るカズを横目に、俺はジーンズのジッパーを上げた。

ダウンコートに袖を通して財布とスマホをポケットに突っ込む。

 

ついには何事も出番なくしまわれた俺の息子、だろうだろう、そうだろう。

初めっから最後までいくわけがない、納得の上での格納だ。

 

あのあとも俺を触ろうとするカズが手を伸ばしてくるから、俺の 股 間は一喜一憂だった・・・

初めて 射 精までしたからなのか、カズのはしゃぎっぷりは遠慮がない。

そこが可愛いやら楽しいやらでついイチャついてしまい、とっぷりと日が暮れていく。

しがみ付いて来るカズを引きはがして、強引に口づければ一瞬で目を潤ませて大人しくなり、帰宅を言い聞かせてやっと服を着ている。

これだけ長い間・・・裸でいたんだ、ずぶ濡れだった服はとっくに乾いていた。

 

名残惜しそうに部屋を見渡すカズに、次の休みにまた来いよと言えば、はい、とこっくり頷いた。

画集が気になるとか、DVDを観たいとか、なによりコタツが気に入ったとカズは嬉しそうで・・・

 

 

「カズんちの床暖房のほうがよっぽどいいだろ」

 

「コタツはねぇ、裸でも暖かいです」

 

「お前コタツに入ったら、寝てばっかりじゃねぇか」

 

「もぅ、大野さんっ」

 

 

急な階段を先になって降りながら階下の気配を探る。姉貴はまだ部屋にいるようだった。

裸でなければ別に気まずくないが、ばったり会って説明するのも面倒くさい。

凍るように冷たい廊下を進めば中庭に積もった雪が目に入る、丸くぽってりとした積雪は少し緩んできているように見えた。

 

カズは玄関でダッフルコートを羽織ると丁寧にボタンを留め、マフラーをくるくると巻いて向き直る。

俺は青いネックウォーマーを手に取り、カズが手からぶら下げた袋を指さした。

 

 

「それ、リュックに入んねぇか?」

 

「入れると折れちゃうんですよね、大丈夫、持ってます」

 

映画のパンフの袋を握ったカズの手から、そっと取っ手を外して俺は玄関の棚に置く。

不思議そうに見上げるカズに靴を履くように促して、自分もたたきへ降りた。

引き戸を開ければ10センチ弱ほど積もった道路が見え、俺は雪の中先に玄関を出る。

 

 

「あの、・・・」

 

 

棚に置いたパンフの袋を振り返るカズに、傘を差し出した。

 

 

「これをさすからパンフは置いて行け。明日仕事の帰りに持っていくから待ってろ」

 

「あ、・・でも、傘は右手でさすし、こっちの手が空いてますから」

 

 

パーに拡げた丸い手のひらを俺に向かってかざすと、カズは目をぱちぱちと瞬かせる。

俺は自分の傘を広げ振り返り、カズが開いたその手を掴んだ。

 

 

「空いてねーんだよ、・・お前絶対転ぶだろ」

 

「・・・は、ハイ」

 

 

とたんに頬を染めて俯くカズを目にすれば、俺もなんとなく照れてしまう。

俺はふっくらしたカズの手を握り直して微笑んだ。

 

 

 

 

 

― 大雪も降ってみるもんだな。

 

 

 

 

 

「行こう、見えにくいから気を付けろ。俺の踏んだ後を歩けよ」

 

「うん!」

 

 

玄関を閉めながら、お邪魔しました、とカズが小さく呟いた。

ポンとさした傘を俺は前気味に、カズは少し後ろへ倒して。

先を歩く俺の踏みしめた雪のあとを、手をつないだカズは、ひょこひょこと慎重について歩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 

再開しました☆

昨日は待っていたといっていただけて、嬉しいと同時に

入院前と同じリズムで書けているかが心配で・・・

でもいいんです、いいってことにした(笑)

 

もうコタツ、想像するだけで迷惑な暑さになってしましましたね(。・ε・。)

みなさんの妄想の翼にかかっていますので、

よろしく羽ばたかせてください( ̄▽ ̄)

雪、雪がいいね、ほらほら、冷たそうだよー

 

 

 

 

 

 

にの!

野望のお部屋に雪ふらせてあげるっ

 

 

 

 

 

 

 

お話、ご期待通りにはいかないと思いますが(とくにエロの部)

最後まで読み流していただければ嬉しいです(*^-^*)

 

 

 

 

 

 

 

 


ダッフル おはようからおやすみまでくらしに夢をひろげる


俺。


櫻井翔。もうすぐ高校2年生の、つまりは現在高校1年生の16歳。





従兄弟の智くんのピンチヒッターとしてコンビニのアルバイトに入ってもう2週間。


2週間って言っても毎日じゃなくて週3日だからやっとちょっとレジに慣れてきたぐらい。


でもまあ、このコンビニは智くんちが一家でやってるコンビニだから、気楽っちゃ気楽。


急に頼まれた時はどうしようかと思ったけど、もうすぐ付き合い始めて3ヶ月ぐらい経つ彼女の誕生日だし、プレゼント買うのにちょうどいいかって、原付で転んだ智くんの足の怪我が治るまでならって、軽い気持ちで引き受けた。





俺が入るのは夕方5時から夜の9時までの4時間。9時になるとサラリーマンとの二足わらじの薮下さんっておじさんが来るから、バトンタッチして終わり。


バイトの日はそこから家帰って飯食って風呂入って彼女とラインして寝る。


バイトがない日は彼女とブラブラしたり、家に行ったり来たり、あとはクラスメイトの松本潤と遊んだり。





普通に楽しい毎日。普通に楽しい高校生活の俺だった。










「いらっしゃいませ」





カウンターに置かれたあったかいお茶とプリン。


バーコードリーダーってやつでピッてやって金額言って袋に入れてお金もらってお釣りとレシート渡して、ありがとうございましたって言ったら。





「あ、ちょっと‼︎ちょっと忘れてるって‼︎」





Gパンにダッフルコートの兄ちゃんが、あったかいものと冷たいものと分けて入れた袋のひとつをまんまと忘れて行きやがった。


慌てて呼び止めたけど全然聞いてなくて、スタスタと行っちまう。


俺はおじさんに一言言って兄ちゃんを追いかけた。





「ちょっと‼︎プリン‼︎プリン忘れてるって‼︎」
「………え?」





振り向いたのは、もっと年上かと思ったけど、俺と同い年ぐらいのヤツだった。


俺がはいって差し出した袋をじっと見て、あれ?って笑った。





「全然気づかなかったー‼︎ありがとう」





不思議な声。変な声って、それが最初。


ちょっと高めで鼻声のような。


ん?って顔を上げてよくよく見てみたら、全く邪気のない、眩しいぐらいのニコってした顔に、あれ?男だよな?ってちょっと混乱した。





背は俺より高め。


コートを着ているから身体の線が見えない。だからちょっと自信ない。


服の色とか靴の色とか背負ってるリュックの感じからして。





………だから、男、だよな?





少し長めの髪が、冷たい風にサラサラ揺れた。





「………さむっ」
「あ、ごめんね?お店に入って入って。わざわざありがとね」





思わず出た言葉に、ほらほらって中へと促された。





ニコニコニコニコ。





僕プリン大好きなんだよー。ホントにありがとねーって。ずっと言ってる。





店員なんだから、当たり前なのに。


あまりにもありがとありがとって言うから、ちょっと俺も嬉しくなって自動ドアんとこで、どもって頭を下げた。


ありがとねって、そいつはまた言って、ニコニコしながら俺に手を振った。





人懐っこそうだなあ。


そしてちょっと。





ヌケてそう。





それが俺と相葉雅紀の、出会いだった。



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